FX市場は豪ドルのニュースで円安に!?

ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。

FXをしていますと、休みでもニュースなどをチェックしないといけませんので、ゆっくり休めないことも多いですね。

本日から仕事という方は、ゆっくり休むことができたでしょうか。

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円全面高ではないので介入は難しい

では、FXの話をしたいと思います。

先週の日銀政策金利決定会合では、期待されていた緩和政策が何も出なかったということで、先週末にドル円はに111円後半から、106円前半まで一気にドル安円高が進みました。

今週も波乱の展開が予想されましたが、かなり落ち着いた動きになっているのが現状です。

 

FX関係のニュースを見ていますと、麻生さんが円高について以下のコメントをしています。

麻生太郎財務相は3日、投機的かつ急激な円高を懸念しており、必要なら対応する考えを示した。記者会見で述べた。

財務相は、一方的で急激な動きは経済に悪影響を及ぼす可能性があり、望ましくないと指摘。いかなる措置も20カ国・地域(G20)の合意に沿うとした。

引用元>>急激な円高進行を懸念、必要なら対応の用意=麻生財務相 

急激な円高には介入しますという発言内容ですので、じわじわと円高が進む分にはどうなのでしょうか。

2日間でドル円が6円程のドル安円高はやり過ぎだと思うのですが、ドル円以外の通過を見てみますと全体的にドル安に進んでいますので、円が全面高という状況ではありません。

ユーロドルは年初から700ポイント上昇しています。

つまり、ユーロ高ドル安方向に進んだことになります。

豪ドルドルは年初から200ポイント上昇しています。

若干ですが、豪ドル高ドル安方向に進んでいます。

主要通貨の中でポンド以外の通貨は、ドル安自国通貨高という流れになっていることを考えますと、日本の円だけ円高だから介入したいという言うことは筋が通らないのではないかと思います。

ただ、今週になっても同じスピードで円高が進んでいたら介入したのかもしれませんが。

個人的にはまだ介入はないのではないかと考えていますので、ドル円は基本は売りから入ろうと思っています。

ただ、FXの相場の展開がちょっと変わってきたような気がしています。

オーストラリア中銀が利下げを発表 

かなり驚いたのが、オーストラリアから届いた以下のニュースです。

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを2.0%から、過去最低となる1.75%に引き下げた。利下げは今年初めて。通貨高とデフレ懸念を抑制する狙いがあるとみられる。

引用元>>豪中銀、政策金利を1.75%に引き下げ 過去最低

まさかRBAが利下げをするのかということです。

全くのノーマークでしたので、個人的にはかなりのサプライズでした。

豪ドルドルは年初から200ポイント上昇していると書きましたが、上昇している形は、戻りを入れながらじわじわと上昇している形ですので、とてもFXではトレードできる状態ではありませんでしたので、ほとんど豪ドルのことを考えていませんでした。

ここで問題なのが、RBAが利下げをした日に、主要通貨全ての通貨がドル高自国通貨安になっていることです。

ドル円は105円半ばから107円台に、ユーロドルは1.16台から1.14台に、豪ドルドルは0.77台から0.74台へと、RBAが利下げを発表してから2日間でドル高自国通貨安方向に進んでいます。

何が起きているのかはニュースなどをチェックしながら探っていきたいのですが、ドル円が105円台まで下落した後で円安方向に動いたタイミングと重なりましたので、手を出しにくくなったのではないかと思います。

また、豪ドルを買う魅力が半減したことを考えますと、豪ドル円の売りから入るのを検討するのもいいのかもしれません。

RBAが継続的に利下げを行う可能性が高いのでしたら、豪ドル安が進む可能性が高いのですが、ニュースをチェックしてもそこまでの情報を拾うことができませんでした。

豪ドルがトレンドを出しながら下がるのかは判断が難しいところですが、買い通貨ではありませんので、短期のトレードをする場合は動きに注意しておいた方がいいでしょう。