FXの最新ニュースでポンドが動く!?株は一体どちらの方向へ
株式市場にとって気になるニュース
ドル円はレンジに入ってしまったのか判断が難しいところですので、最新ニュースからこれからの動きを考えてみたいと思います。
FXなどの投資をしている人なら、ジョージ・ソロスの名前を聞いたことがあると思うのですが、ソロスについてのニュースがブルームバーグに出ていたので紹介したいと思います。
市場への抜け目のない投資で240億ドル相当の資産を築き上げたソロス氏は、借り入れが成長を支える中国経済の現状について、クレジット市場の機能不全が世界的なリセッション(景気後退)を引き起こす前の2007-08年当時の米国経済に似ていると主張し、中国リスクに警告を発している。
引用元>>ソロス氏、米株投資額を1-3月に37%減らす- Bloomberg
武田は、ソロスが書いた本を読んだことがあるくらいで、どれくらいすごい人なのかは想像できないのですが、ファンダメンタルの考え方を勉強するには、ソロスをはじめとした著名人の発言などを読んだりすることで考え方が身につくのではないかと思います。
鋭いことを考えている人はたくさんいますので、色んなことを吸収したいですね。
ブルームバーグのニュースに話を戻しますが、ソロスは中国経済について警告しています。
中国は過剰な在庫を持っているので、在庫がはけるまでは中国が成長することはないのかなと素人ながらに考えていました。
物が売れないと在庫をはかせるために生産をストップさせますので、原油や資源価格が下がるのは理解できます。
昨年に原油はかなり下がりましたので、アメリカの株がまだ元気なことに違和感はありますが、中国の問題で下がるのでしょうか。
日本に住んでいますと、中国よりもこれから世界がどうやって成長していくのか疑問に思います。
RBA(オーストラリア中央銀行)が利下げをしましたので、これからの世界経済のリスクは下方向にあるのかなと考えています。
あまり短いトレードには関係ないのですが、頭の片隅に入れておきたいところです。
ポンドが大きく動くかもしれない
ポンド相場に大きく影響を与えそうなニュースがありましたので、紹介したいと思います。
ORBが実施した最新の世論調査によると、英国の欧州連合(EU)残留支持は55%、離脱支持は40%で、残留支持が離脱支持を15ポイント上回ったことが分かった。
引用元>>英国のEU残留支持、離脱派を15ポイント上回る= | ロイター
武田はほとんどポンドはやらないのですが、今年のFX市場のテーマの一つに、イギリスがEUを離脱するかもしれないので、ポンドを売るということがテーマの一つにありました。
今年のポンドドルの動きを振り返ってみますと、1.47台から始まって、1.38台まで下落してから反転しているという流れです。
現在のポンドドルのレートは1.44台ということを考えますと、年初のレートとほとんど変わっていません。
言われているほどポンドは弱くないことになります。
イギリスがEUに残留することが期待されると、ポンドの上昇につながりますので、注目しておきたいニュースになります。
少し前から武田が感じていたことは、ポンドにとってネガティブなニュースが出ても下がらないなとは感じていました。
何かのきっかけがあればポンドは上がるのかなと思っていたので、これからの動きに注目です。
ここで難しくなるのがユーロドルの行方です。
ユーロドルは様子見した方がいいかも
ユーロドルはユーロポンドの影響を受ける通過ペアになりますので、ユーロポンドが売られると難しくなりそうです。
ユーロポンドはユーロドルとポンドドルのクロス通貨になります。
ユーロポンドを売る場合は、ユーロドルを売ってポンドドルを買うということになりますので、ユーロ売りが起きます。
しかし、イギリスのEU残留のニュースはユーロにとってもポジティブなニュースになりますので、ユーロドルを押し上げる要因になります。
つまり、ユーロドルという通貨ペアを考えた場合は綱引き状態になってしまってどっちに行くのか分からないということになります。
ユーロドルは新しい材料が出るまでの間様子見をしておいた方がいいのかもしれませんね。