相場を動かす材料は!?今週のFX予想
今週は何もできなかった
この一週間の動きを振り返ってみます。
ドル円は107円台に入ったのものの、じわじわと反発して現在は109円台という状況になっています。
私はドル円は下方向に行くと予想していますが、相場に入れる状況ではなかったので、ずっと様子見をしていました。
日足でトレードをしているとこんな時はよくあるんですね。
もう少し短い足のトレードが上手になると相場に多く入る機会がありそうですが。
さて、ドル円の現在の材料を確認していきたいと思います。
14日にアメリカの消費者物価指数が発表されました。
コア指数の予想は前月比プラス0.2%でしたが、結果は前月比プラス0.1%でした。
今回のアメリカの消費者物価指数では、予想と結果の数字が近いこともあり、ドル円が動く材料にはなりませんでした。
消費者物価指数が上がっていきますと、金融政策が利上げ方向になりますので、注意をして見ておいた方がいい経済指標になっています。
ただ、市場はアメリカの利上げは先になることを織り込んでいますので、指標の結果が予想に近い内容でしたら、ドル円の動く材料としては薄いですね。
その他に材料として意識しておいた方がいいと思っているのが、日経平均の動きについてです。
今年の日経平均はNYダウに比べるとかなり弱いです。
日銀短観を見ていましたら、日本経済の先行きは明るくは見えませんでした。
特に製造業の業況判断の先行きはプラス3ポイントでしたので、昨年から徐々に悪化しています。
日本経済の先行きが明るくないと、株にとっても厳しいのかもしれません。
そしてドル円ですが、積極的に円を売る、もしくはドルを買う環境にまだないと考えていますので、引き続き売り方向から入りたいと考えています。
(ドル円日足)
この2本のレジスタンスラインが効いてきそうですので、戻りを待ちたいところです。
戻っても110円後半までかなと考えていますが、どうなるでしょうか。
(ドル円4時間足)
ドル円の4時間足は、今週に入ってからは上方向のサインを出していますので、売りから入ることをためらっていました。
他にも、日足チャートでの移動平均線と価格の乖離が大きい場合は、トレードを見送ることがよくあります。
現状はもう少し様子見なのですが、110円近くがくるか、MACDや値動きを見てから売ってみようと考えています。
損切りポイントは、レジスタンスラインが正確ではない場合を考えて111円に入れておこうと考えています。
産油国会合に期待
分かりにくいのがユーロドルです。
ユーロドルは1.14台が重たい印象を受けていましたが、どっちに動くのかよく分かりません。
1.12~1.14でもんでから次の方向に行くのでしょうか。
相場を動かす材料が分かってくると参加したいのですが、もう少し様子見となりそうです。
そして、意外な動きをしたのがオージードル。
じわじわと上昇していて、気づいたら0.77付近にいます。
上がるイメージはなかったので、手を出していたらやられていたのだと思います。
キウイドルもそうですが、最近のオセアニア通貨は本当に難しいです。
もう少し分かりやすい動きをしてくれたら入ろうと思うのですが、今週は全く入ることができませんでした。
原油と金を動かす材料が出てくれば、オセアニア通貨とカナダドルはおもしろくなるかもしれません。
そんな中、4/17にドーハで産油国会合が開かれます。
増産凍結について協議するようですので、増産凍結で合意をしたら原油高になるのでしょうか。
それとも、何も合意をすることなく協議は終わるのでしょうか。
原油についても、相場を動かす新しい材料が出てきて欲しいところです。