FXの最新ニュースでドル円の動きは!?
FXでポジションを持っていますと、どうしても最新ニュースが気になって仕方がないですね。
朝起きた時にレートを見てあれって思うと、やはりニュースをチェックしてしまいます。
100円台では介入はないのか?
それでは、ドル円の見方について気になるニュースがありましたので取り上げてみます。
「(ドルが)90円前半くらになれば、いかに米国が怒ろうとも介入しないといけない。金融政策で待っているわけにはいかない」と語った。
引用元>>日銀は現緩和策の維持を、ドル90円前半では介入すべき=浜田参与
浜田参与のインタビューの中身は省きますが、ドル円が90円台前半なら介入しないといけないという意見です。
ちなみに、浜田参与という人は安倍総理のブレーンという存在です。
ブレーンとは指導者や頭脳といった意味で、現在のアベノミクスの政策を考えたのも浜田参与が大きく関わっています。
浜田参与のインタビューでは、ドル円が90円台での介入について発言していますので、日本の要人が介入について107円台辺りで介入について発言しても、実際は介入する気はないしできないということを浜田参与は言っているのでしょうか。
私の勝手な推測かもしれませんが。
ドル円に強気のコメントも
ドル円の見方について興味深い最新ニュースがもう1つあります。
ゴールドマンの為替チーフストラテジストでニューヨーク在勤のロビン・ブルックス氏は「6日の市場予想を大幅に下回る雇用統計への反応には意味がある。雇用の増加は期待外れだったにもかかわらず、ドルは実際上昇した」と語った。
引用元>>NY外為:ドルは底打ちとゴールドマン指摘-対円で109円台乗せ
ニュースの内容をチェックしますと、これからドルが上がって行くという内容で、かなり強気のコメントでしたので驚いています。
ただ、雇用統計の後のドル円を含めた主要通貨の動きは、全くの同じ意見です。
前回のブログの記事で、雇用統計の後の動きにドル買いなったことについて書きましたが、この動きを見ておやっと思った人も多いのではないでしょうか。
この2つのニュースを読んで思ったことは、介入の牽制があるのでドル円が上がるということについては疑問符がつくこと。
つまり、別の理由で上がっているということ。
さらに、アメリカの雇用統計の内容が悪いのに、ドル円が上がったという事実。
このことを考えますと、短期的にはドル円は下がらないと諦めてポジションを閉じている投資家が多いという考え方になります。
経済指標の発表に注目
今週末にはアメリカで重要な経済指標の発表があります。
注目の経済指標は、小売売上高と生産者物価指数の数字です。
小売売上高は消費に関係していますので、景気を判断するには重要な指標になっています。
もしも、小売売上高が良くなると、景気が良くなり、物が売れて物価が上がり、利上げをするという流れでしょうか。
逆に、小売売上高が悪くなると、景気が良くならず、物は売れていないから物価が上がらず、利上げが遅れるということでしょうか。
また、生産者物価指数は企業の卸売の物価を知るための経済指標です。
企業の卸売の物価の変動が、時間差で消費者物価指数に影響をしていくことが考えれますので、生産者物価指数は消費者物価指数の先行指標になりますので注目です。
これらの経済指標の発表の後に、ドルがどう動いたかのかを注目したいと思います。
武田は豪ドルに注目
豪ドルについては売りで考えていますが、ドル円が上がっているため、豪ドル円ではなく豪ドルドルという通貨ペアを選択して売るのがいいのかもしれません。
考え方は合っていたとしても、通貨ペアの選択を間違ってしまうと損をすることも出てきます。
さらに、少し分かりにくい展開になると、手を出しにくくなりますので、分かりやすい通貨ペアを選択してトレードするのがいいですね。
豪ドルドルについてもドル円についてもドル買いの方向にどんどん相場が進んで行くかは判断するのが難しいですが、豪ドル自体は弱いと思っていますので、今週は豪ドルドルの戻りを売る方向でのトレードになりそうです。