豪ドルは厳しい!?FXの最新ニュースから今週の動きを考える

さあ、ゴールデンウィークが空けましたね。

今週からまた仕事と思いますと大変ですが、頑張っていきましょうか。

ゴールデンウィーク中はFXのトレードをしない方も、最新ニュースはチェックしておきたいですね。

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まずは雇用統計から

さて、先週末にはアメリカの雇用統計が発表されました。

雇用統計とは、失業率と非農業部門雇用者数を見る経済指標になっています。

また、平均時給や平均労働時間といったことも発表されますので、時間のある時に確認をしておいた方がいいです。

 

平均時給や平均労働時間が上がることは、消費が増えることにつながり、物価が上がり、中央銀行が利上げをするという考え方もできます。

これからの景気を判断する材料にもなりますので、失業率と非農業部門雇用者数と同じようにチェックするくせをつけておくといいかもしれませんね。

さて、先週の雇用統計についてです。

労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門の雇用
者数が16万人増と、7カ月ぶりの低い伸びにとどまった。伸びは予想の20万2000人増を下回った。

失業率は5.0%で変わらずだった。

引用元>> 4月の米非農業部門雇用者数は+16万人、失業率5.0%=労働省

この内容を見る限りは、非農業部門雇用者数が予想よりも若干悪いようですので、アメリカの利上げが遅れるという理由からドルが売られるということが思いつきます。

しかし、実際にはドル円を含む主要通貨はドル買い方向で6日の取引きが終わっていますので、値動きとしては逆になったと言えます。

また、平均時給が若干上昇していますので、多少の反応があったのかもしれません。

雇用統計だけに限った個人的な感想としましては、もう少しドルが売られてもいいのかなという感じで見ていましたので、ドル買いの反応で終わったということはテクニカル的な調整がもう少し続くのかなと考えています。

主要通貨の全てがドル買いで動くということは、短期ではそちらの方向にトレードするのがいいのでしょうか。

中国の輸出入が予想以上に減少しました

気になるニュースがもうひとつあります。

国税関総署が公表したデータによると、4月の中国輸出と輸入は、国内外の需要が振るわず、共に予想以上に減少した。これを受け、中国の景気回復期待が後退した

前月プラスに転じていた輸出は前年比1.8%減少。輸入は同10.9%減となり、18カ月連続のマイナスとなった。

引用元>> 中国の輸出入、4月はともに予想以上に減少 内外の需要振るわず

この内容から読み取れることは、まだ景気が上向いていないということになります。

中国の景気は予想以上に悪いという印象を受けました。

中国がどんどん資源を消費しないと、資源価格が本格的に回復することは厳しいと思いますので、話題にはなっていないかもしれませんが、中国関連のニュースは見ておいた方がいいかもしれませんね。

また、商品相場や株式市場に影響が出ることも考えられますので注目ですね。

豪ドルについて

先週も豪ドルについて書きましたが、利下げをしたことはかなりのサプライズでした。

チャートを見ていると分かる通り、売り込まれていますよね。

そして、中国の経済の影響を受けやすいのが豪ドル。

オーストラリアは中国に資源を輸出しているということもありまして、中国の経済が悪くなるとオーストラリアにとってもマイナスの影響があります。

あくまでも考え方ですが、中国の輸入が減るということはオーストラリアの輸出が減るということも考えることができますので、豪ドルが上昇していくのはさらに難しくなったのかもしれません。

武田の勝手な推測

RBA(オーストラリア中央銀行)は中国の景気についてかなり把握しているしているのではないかとさえ感じてしまいます。

やはり、豪ドルはもう少し下がるのかなということでしょうか。

トレードですので、どこからでも売っていいという訳でもありませんので慎重に入りたいところです。

雇用統計の後の値動きを考えますと、豪ドルドルを売るのがいいのかもしれませんが、豪ドル円を売るのも同じようなことでしょうか。

株の下落も考えるなら豪ドル円でしょうか。